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| 《「こうげい」に遊びにきた頃はまだ大学生で、身体も弱そうに見えた。その頃は珍しかったデザイナーを志しているとかで、はたしてこのようなか弱い青年が、困難な仕事に堪え得るかと心配したが、ごらんの通りの世界的なクリエーターに成長したのは喜ばしいことである。クリエーターなんて言葉を私は好かないが、バブルがはじけた今日只今が彼の正念場といえよう。デザイナーの仕事はよほど彼に合っているらしく、大人になってからは身心ともに健康になった。ほんとうのクリエーターとは、自分自身をクリエートすることにあると思う。これを機に今一段と大きな存在になり、立派な花を咲かせてほしいと私は切に願っている。》
(『白洲正子自伝』より) |
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