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2024年3月21日 春の花々

駐車場側の入り口から、邸内へと続く遊歩道。竹林のトンネルです。

吹いては止み、吹いては止みを繰り返す、春の風に
竹林の笹がサラサラ、サラサラと心地よい音を奏でています。

トンネルを抜け、長い橋のようなウッドデッキへ。

下側斜面には、井戸水が注ぎ込まれていて
今は、柔らかな緑が一斉に吹き出して来ています。

反対側、石垣の上には赤い花が沢山。

手前の淡い黄色の花は、日向水木(ヒュウガミズキ)。

椿・明石潟(あかしがた)
椿・熊谷(くまがい)

星型がかわいい、ウグイスカグラ。散策路にも咲いています、探してみてください。

こちらは土佐水木(トサミズキ)。
花がほころび始めました。大きな木です。
黄色の花が満開になった姿はすばらしく、今から楽しみです。

ウッドデッキの階段下に、蓮の植った大鉢があります。
まだ今年の芽は出てきていませんが、メダカが元気に泳いでいました。

階段を登って、建物側へ邸内を進みます。

こちらは次郎のガレージを改装したオープンカフェ(休憩所)
外で寛がれる方も多くなってきました。

ミュージアムとして公開している茅葺きは、白洲家の母屋だった建物です。
現在は春展を開催中

ミュージアムの正面が竹林です。

椿・黒侘助

中央の建物がレストラン。11時オープンです。天気の良い日はテラス席もおすすめです。

椿・胡蝶侘助

ヒメツルニチニチソウ。
レストラン入口の対面、門側の庭に紫の花を咲かせています。

椿をはじめ種々の花が、次々と見ごろを迎える季節。
ぜひ遊びにいらしてください。

2024年3月8日 服飾ジャーナリスト山本晃弘さんの
「装いと暮らし。変わるもの、変わらないもの」vol.3

クラシックなのに現代的! スタイリッシュなのにユーモアがある!!
ソリマチアキラさんと語る「イラストとファッション」

日曜日の午後、友人の家を訪ねるような気持ちで武相荘にいらっしゃいませんか。もとは養蚕農家だったという建屋の風情や庭に繁る竹林には、白洲次郎と正子が暮らしたころの雰囲気が感じられます。緑が薫る春の日に、ゆっくりとした時間を共に過ごしましょう。

服飾ジャーナリスト山本晃弘さんがゲストを招いて語り合うトークイベント「装いと暮らし。変わるもの、変わらないもの」。今回のゲストは、イラストレーターのソリマチアキラさんです。

数多くのメンズファッション誌で描かれる、クラシックな装いの紳士。広告や書籍の装丁を飾る、どこかユーモアを感じさせるキャラクター。その幅広い画風は、ソリマチアキラさんご自身の「装いと暮らし」から溢れ出てきているように感じます。じつは、山本晃弘さんの著書「仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。」の表紙イラストも、ソリマチアキラさんが描いたもの。

ウェルドレッサーであり、旧車に乗り続ける車マニアであり、ラテン音楽バンドのボーカリストの顔も持つソリマチアキラさん。素敵な絵を生み出す、現代のジェントルマンの審美眼に迫ります。

プロフィール

ソリマチアキラ

ソリマチアキラ
1966年、東京都出身。広告やCM、国内外の雑誌、書籍の表紙、ロゴデザインなどを数多く手掛けるイラストレーター。コミカルなタッチやファッションイラストレーションなど、幅広い画風で制作を続けている。

山本晃弘

山本晃弘
服飾ジャーナリスト。「メンズクラブ」「GQ JAPAN」などを経て、2008年に編集長として「アエラスタイルマガジン」を創刊。現在は、エグゼクティブエディター兼 WEB編集長を務めている。2019年にヤマモトカンパニーを設立し、編集、執筆、広告制作を手掛ける。

開催概要・お申し込み

タイトル 服飾ジャーナリスト山本晃弘さんの「装いと暮らし。変わるもの、変わらないもの」Vol.3〈ゲスト〉ソリマチアキラさん
日程

2024年4月21日(日) 14:00~15:30

13:30開場 ※開演5分前までに入場ください。
会場 旧白洲邸 武相荘 能ヶ谷ラウンジ
定員 全席自由・30名
参加費
お申し込み
  • 3,300円(税込)
  • 【参加特典】イベント終了後、武相荘ミュージアムを無料で観覧いただけます。
    ※イベント受付時にミュージアム観覧パスを配布いたします。
  • お申し込みはこちらから/PassMarket

    クレジットカードまたはPaypayでの決済
    銀行振込がよろしい方は下記イベント専用窓口までメールでお問い合わせください。尚、銀行振込の場合、キャンセル時の返金手数料は自己負担となりますので予めご了承ください。
  • 当イベント専用窓口
    email: money-m@ponycanyon.co.jp
    TEL.080-3482-8908(受付時間: 平日10:00-19:00)
募集締切 2024年4月14日

2024年3月5日 【開催レポート】
第15回 お能への誘いの会「三輪 神遊」

第15回お能への誘いの会「三輪 神遊」を2月24日(土)に開催いたしました。
講師は、4月に国立能楽堂でこの「三輪 神遊」舞台本番に挑まれる、主人公を舞うシテ方の友枝雄人氏と、小鼓方の成田達志氏、そして国文学者の青柳恵介氏です。

まず最初は、青柳先生から能作者の世阿弥が下敷きにした、三輪山の神々の伝説と、実在の人々のお話。世阿弥が何を描こうとしたのか。舞台への理解が数段深まった想いがしました。

シテ方の友枝雄人氏からは、能「三輪」の特別な演出を表している小書「神遊(かみあそび)」について「能の格と江戸時代の封建制度との関連性」についての興味深いお話、またこの能は天照大神の天岩戸(あまのいわと)伝説を表してもおり、日本の舞踏の原初の形を取り込んだ能であることが語られました。

囃子方の成田達志氏は、能の五流における「三輪」の相違について、また喜多流の三輪は非常に華やかな曲であることとともに、小書「神遊」がついた場合の、一の笛からはじまる始めの演奏が、一般の能と違う演出になっていることなど、実際の発声も添えて分かりやすく教えてくださいました。

後半には友枝氏・成田氏による実演、さらに参加者ワークショップとして小鼓の演奏体験もさせていただきました。駆け足にも感じるような濃密な90分間となりました。

武相荘 お能への誘いの会 次回開催もどうぞお楽しみに。
(最新情報は当ウェブサイトおよび、Facebookでお知らせいたします。)

2024年3月5日 【開催レポート】
青柳恵介さんお話会 ~白洲正子 日本の名宝100~ その9「法隆寺の五重塔と救世観音像」

“白洲正子の眼” を手がかりに、青柳恵介先生のお話で日本の名宝を巡る、武相荘の大人の講座 シリーズその9を、2024年2月4日(日)に開催いたしました。

今回のテーマは「法隆寺の五重塔と救世観音像」。二つの宝をテーマにしたこともありますが、これまでの回に比べて一層厚いお話の会となりました。

宝の本質を観る、楽しむ上で、欠かすことができない史実、またそれを記録しよう、研究しようとしてきた人々の足跡。創建1400年の五重塔には、こういったものが数多く積み重なっており、

青柳先生は、現代に至るまでに分かってきた大切な発見や情報に、一つ一つ複数の角度から光をあて、紐解いてくださいました。

たとえば、聖徳太子をモデルに造られた救世観音像には百済の様式と北魏の様式が混ざりあっており、それこそが他の国にはない日本らしさの特徴、というお話は大変印象的でした。

青柳先生がご用意くださった資料も豊富で、話に聞き入りながらみなさんしっかりメモを書き込まれていました。外は寒さの厳しい真冬の開催でしたが、会場はたちまち参加者の熱気に満たされていました。ご参加の皆さま誠に有り難うございました。

引き続き次回「その10」の開催もお楽しみに。
(最新情報は当ウェブサイトおよび、Facebookでお知らせいたします。)

2024年3月1日 『武相荘の春』展 2024

会期: 2024年2月27日(火)〜5月26日(日)
尚、祝日を除く月曜は休館日です。
ミュージアム開館時間:10時~17時 (入館は16時半までとなります)

3月31日までの期間限定で、正子の初節句から大切にしてきたお雛様を飾っています。
京都の老舗 丸屋大木平蔵人形店製です。

正子は、毎年春の訪れを楽しみにしていました。冬が終わりを告げる頃、雑木林が芽吹く直前に淡い紫色に染まってくると、冬から春への季節の変貌を感じ、窓を大きく開け、眼を閉じて微かに漂う春の香りを嗅ぎ逃さないように神経を研ぎ澄ますのでした。

この様な楽しみが味わえるのは、長く寒い冬があってこそと冬感謝しておりました。木々や草花が花をつけ始めると、毎日時のたつのも忘れて眺めいり、「年を取ると次の年にはもう見られないかも知れないと思うと若い頃に眺めていた花々より数倍うつくしく見えるようになった」と、春の訪れと同時に年を重ねる事をも楽しんでいるようでした。

牧山桂子

2024年2月21日 春雨

1月末からの好天もあり、よく咲いて楽しませてくれた梅の花です。

さらさらと細く降り続く春の雨が降り注いでいます。

崖の上に立つガレージの休憩所からは、梅の木がよく見えます。

クラッシックカー PAIGE

遊歩道のウッドデッキ、周辺ではあちこちで椿が咲いています。

こちらは「村下」という種類。

ぽってりとした桃色の花が艶やかな「聚楽」はこれから、蕾が色を見せてきました。

レストランや茅葺のミュージアムがある、瓦門の先にも何本もの椿があります。

「大唐子」今年はよく咲いています。

野の花も春を告げています。これは菜の花ですね!
土手にはフキノトウが生えていて、武相荘レストランの貴重な食材となっています。

寒さが和らぎ切る前、春のはじまりを見つけに、ぜひご来館ください。

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